「覚王山フルーツ大福 弁才天」では
フルーツ本来の味を引き立てる
白餡と求肥の⻩金比にこだわりました。
市場から直送される季節のフルーツを、
素材の味を生かした甘さ控え目の白餡と、
高級羽二重粉を使用した上品な求肥で
手包みしたフルーツ大福をご堪能下さい。
弁才天のフルーツ大福は、和菓子としての完成度はもちろんのこと、とりわけ果物の魅力を追求するために考案されました。
もぎたてより、剥きたてより、切りたてより、さらに美味しくなるように。私たちにとってのフルーツ大福とは、いわば果物が持つ可能性への挑戦なのです。
私たちの理想のフルーツ大福とは、主役である果物そのものが美味しいことが大前提。旬のもので、形ぶりがよく、適度に熟していること。そんな果物を安定供給するために、私たちは市場の買参権を取得し、毎朝市場で仕入れを行っています。自分たちの目と手で確かめた、間違いのない果物だけが、弁才天のフルーツ大福になるのです。
弁才天の求肥には、高級羽二重粉を100%使用。保存料は一切使っていません。口当たりの柔らかさを保つギリギリまで砂糖を抑え、お米本来が持つ、素朴な後味で仕上げました。主張しない皮にこだわったからこそ、食べた瞬間にフルーツの甘みと瑞々しさが口の中いっぱいに広がるのです。
和菓子の世界では主役とも言える餡ですが、フルーツ大福では引き立て役に徹します。白豆の風味は残しつつも僅かに感じる程度に留め、砂糖も最小限に。いい意味で色のない白餡こそが、弁才天が目指した白餡です。決して目立たず、しかし役目はきっちりと。まさに名脇役とも言える餡に仕上げました。
弁才天の顔とも言える餅切り糸。その正体は、細く十分な強度を備えた凧糸です。数多ある規格の中から、誰の指にも持ちやすく、切った際にひっつきにくい、最適な凧糸を選定。家庭用の包丁では潰れがちな断面も、最小限の力で、鮮やかに切ることができます。宝石のような美しい果物の断面も、私たち自慢の一品。
お気づきのとおり、七福神のひと柱である“弁天さま”がその由来です。
弁財天と呼ばれることが多い神さまですが、私たちはあえて「財」ではなく、
「才」の字を選びました。50年、100年と続いていくお店にしていくためには、
文化をつくらなくてはいけません。そのために必要なのは財よりも、
人の心に残り続ける感動ではないか。アートや文学のような、
人の感性に響く作品をつくろう。私たちはそう考え、
この名とともに歩み続けていきます。